在宅医療とは
外来や入院ではなく自宅などの生活の場で、診療や治療・処置などを行うのが「在宅医療」です。主に病院への通院が難しい患者様に対し、医師や看護師などが自宅または入居施設に訪問し、医療の継続や支援を受けていただくことをいいます。
在宅医療は「訪問診療」と「往診」に分けられます。訪問診療は定期的にご自宅等に訪問して行う医療行為です。往診は、急変時などにご家族などの要請に応じて医師が訪問予定日以外の日に急遽駆けつけることをいいます。
当院は「機能強化型在宅療養支援診療所」です
機能強化型在宅療養支援診療所とは
- ① 一定数以上の緊急往診と看取り実績のある複数の在宅療養支援診療所が連携し、より医療機能を充実させ医療体制を強化した在宅療養支援診療所のことです。
- ② 常日頃から地域の病院やケアマネージャーや訪問看護ステーションの方と連携して患者様と介護される方をサポートし、24時間365日連携体制の医療を提供いたします。
・当院のサポート体制
同じ医療法人社団悠仁会の「中希望が丘診療所」「御殿山クリニック横浜」が連携し、充実したネットワークで安心をお届けします。
対象となる方
- 通院が困難な方(主治医の判断による)
- 寝たきりや歩行の困難な方
- 自宅での療養をご希望される方
- 病院や老健施設の退院・退所に当たって在宅生活に不安のある方
- 独居の方やお世話される方もご高齢であったりする方
訪問診療エリア
現在、鶴見区、神奈川区、港北区、都筑区を中心に、その他横浜市、川崎市川崎区、幸区を診療しています。
- 当院では、訪問交通費(ガソリン代等)はいただいておりません。
※詳細につきましては、下記までお問い合わせください。
クリニック受付:045-580-0030
相談窓口:070-3345-1357
可能な措置や検査
現在の訪問診療では、医療機器や医療技術の大幅な進歩により、外来で行う多くの処置や検査を、ご自宅や施設でもお受けいただけるようになっております。
主な処置
- 注射 / 点滴
- 胃瘻 / 経鼻経管栄養の管理
- 在宅中心静脈栄養の管理
- 喀痰吸引
- 在宅酸素療法
- 在宅人工呼吸器の管理
- 気管切開カニューレの交換、管理
- 膀胱瘻の管理
- 膀胱留置カテーテルの交換、管理
- 胸水、腹水穿刺
- 人工肛門の管理
- 緩和ケア
- 予防接種
など
主な検査
- 各種血液検査
- 尿検査
- 心電図(ポータブル心電図計)
- エコー検査(超音波検査)
- インフルエンザ、新型コロナウイルスの検査
など
開始までの流れ
- ① お問い合わせ
訪問診療をご検討されている場合には、まずお電話にてお問い合わせください。相談員が対応いたします。
【受付・相談窓口】
クリニック受付:045-580-0030
FAX:045-580-0031相談窓口:070-3345-1357
- ② ご説明・ご相談
- 当院スタッフより、訪問診療に関するご説明・ご相談をさせていただきます。(ご来院が難しい場合は別途ご相談下さい。)
訪問診療とはどういうものか、実際にかかる費用等のご説明をするだけでなく、ご不安に思われていることなどをしっかりとお伺いいたします。
またこの際、治療に関してのご要望、訪問希望日・頻度などもお伺いしております。 - ③ お申込み・訪問診療スケジュールの作成
- 訪問診療について十分にご理解・ご納得いただけましたら、お申込みとご契約をさせていただきます。
その後、患者様やご家族様とご相談の上、初回訪問日や今後の訪問スケジュールを作成いたします。 - ④ 訪問開始
- 医師や医療スタッフにより、訪問スケジュールに基づいた訪問診療を開始し、診察や検査、お薬の処方などを行います。
料金のご案内
- 例)
- 医療保険・介護保険ともに自己負担1割の方で
自宅・施設で月2回の訪問診療を受けられた場合にご負担いただく費用
・自宅で月2回の訪問診療を受けた場合
【初診月】 | |
---|---|
初診料 | 370円 |
往診料 | 720円 |
※在宅患者訪問診療料 | 890円×2回 1,780円 |
※在宅時医学総合管理料 | 4,100円 |
※居住療養管理指導料 | 298円×2回 596円 |
合計 | 7,566円 |
・施設に入居されていて月2回の訪問診療を受けた場合
【初診月】 | |
---|---|
初診料 | 370円 |
往診料 | 720円 |
※在宅患者訪問診療料 | 210円×2回 420円 |
※在宅時医学総合管理料 | 1,550円 |
※居住療養管理指導料 | 286円×2回 572円 |
合計 | 3,632円 |
料金は全て税込です。
よくある質問
- 在宅医療とはなんですか?
- 主に病院への通院が難しい患者様に対し、医師や看護師などが自宅または入居施設に訪問し、医療の継続や支援を受けていただくことです。
- 訪問診療と往診の違いはなんですか?
- 訪問診療は定期的にご自宅等に訪問して行う医療行為です。往診は、急変時などにご家族などの要請に応じて医師が訪問予定日以外の日に急遽駆けつけることをいいます。
- 対象となるエリアを教えてください
- 鶴見区、神奈川区、港北区、都筑区を中心に、その他横浜市、川崎市川崎区、幸区を診療しております。上記以外のエリアにつきましては電話にてお問い合わせください。
- 一人暮らしでも在宅医療を受けられますか?
- 可能です。ケアマネジャーの指揮のもと、医療・介護・福祉の制度を上手に利用すれば、一人暮らしでも在宅で療養できる環境を整えられます。
- 紹介状は必要ですか?
- 基本的には、円滑な診療開始のためにも紹介状(診療情報提供書)のご用意をお願いしております。紹介状をお持ちでない場合には別途ご相談ください。
- 訪問の頻度はどれくらいですか?
- 月2回の訪問を原則としていますが、病状に応じて訪問頻度の調整をご相談させていただきます。
- 訪問日時は指定できますか?
- 基本的には患者様の状況に合わせて訪問スケジュールをお作りいたしますが、もちろんご本人・ご家族のご希望に合わせて柔軟に対応いたします。
- 急に具合が悪くなった場合はどうすればよいですか?
- まずはお電話いただき、様子をお知らせください。対処方法をお伝えして医師が必要と判断した場合には往診いたします。
- 往診到着まで待てないと判断した場合には救急車を要請することもあります。
- 定期訪問診療を受けておられない方の、その日のみの往診は原則行っておりません。